すべては、今につながる。 その1
はじめまして。今年、新人賞をいただきました
東急エージェンシーの加部達彦(かべたつひこ)と申します。
厳密にはまだ入会できてないそうなのですが、
先輩の中里さんから華麗なノールックパスをいただいたので、
一足先に、フライングゲットさせていただきます。
とはいえ、誰も知らないと思いますので、
自己紹介も兼ねて、過去の話を。
はじまりは、大学3年生。
大学でブレイクダンスをやっていた僕は、
就職活動が始まるその直前まで、
週6で地面に頭を擦り付けていました。
本当に今考えると恥ずかしいくらい、
社会のことをなにも知りませんでした。
まずは説明会から。
スケジュールのすべてを説明会で埋め、
いろんな業界に顔を出しました。
しかし、嫌いなことを頑張ることが苦手な僕は、
一瞬で業界を絞り込むことに成功しました。
あれは、忘れもしません。
電通の説明会で流れた九州新幹線のCMに
命以外、ぜんぶ持って行かれました。
広告業界で、世の中を動かすクリエイターになる。
そう決意し、しっかりESを完成させて、
テストセンターの予約をしました。
(電通、博報堂を受けるのに必要なSPIの試験です。)
社会のことをなにも知らなかった僕ですが、
ものすごいスピードで準備したのを覚えています。
そこでダンス仲間から電話が。
就活の相談か何かかな?
加部:「お、どうした?」
友人:「加部、まじありがとう!」
加部:「ん、なにが?」
友人:「留年、回避できた!」
加部:「おぉー!よかったなぁ!」
あー、今日が進級の発表日か。
テストの出来が悪かった友人に
「大丈夫だって!留年なんて、そう簡単にしないから。」と
励ましていたことへのお礼でした。
すっかり忘れていました。
加部:「ちなみに、それってどうやってみるんだっけ?」
友人:「あ、URL送るよ。」
加部:「あー、これね。」
友人:「どうだった?」
加部:「えーっと。…。」
そこにあった「原級」という聞きなれない言葉は、
僕の耳にしばらく入ろうとしませんでした。
その1年間、僕は今までサボっていた
社会の勉強をすることにしました。
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